【ピックガード制作】No.3 ③制作過程と振り返り
前回に引き続き、ピックガード絵についてです。ひとつ前の記事はこちら↓
細々とした修正を重ね、ピックガードを完成させました。
今までは要望といっても〇〇を描いて、〇〇な雰囲気で、といった程度で後は自分の好きなように描いていたのですが、今回はモチーフだけでなく、世界観や構成についても詳細な要望をいただいてました。
ただ、それらの要望も自分の描く絵の雰囲気や構成に基づいたものだったので、試行錯誤しながらも前向きに取り組むことができました。
そうして試行錯誤した結果、個人的にはなかなか良い感じにまとめられたのではないかと思っています。
商品タグはピックガードの方が煮詰まったときにちょこちょこと同時進行で進めていました。絵の作業中に絵で息抜きするのって、絵を描く方なら結構あるあるかもですね。
最初は簡単なデザインだったタグも次第に凝るようになり…まあそれでも雑ではあるのですが、唯一無二な感じにするのは楽しいです。
絵柄は依頼者様にちなんだモチーフや依頼内容に合わせて描いています。同封する手紙にも簡単な絵を描いてます。何か描きたくなっちゃうんですよね…
自分の作ったものが誰かの心を動かすのって、本当にうれしいですね。
感謝の言葉や感想をいただくだけで、毎日が忙しくて心身へとへとになっても、どうにか自分を奮い立たせようとすることができます。
しかも今回に関しては、依頼いただくきっかけが偶然このブログを発見してくださったということで…。不定期かつひっそりやってるブログですが、やる意味はあるんだなと思いました。
こんなブログでもやっていて本当によかったです笑
特に最近依頼をいただいて思うのが・・・絵に価値を見出してくれて、絵に対して報酬をいただけるのってこんなに幸せなことなんだなあと。
私の絵を見て、「下手な絵だ」「こんなの誰でも描ける」と思う方は確実にいると思います。私自身、気が滅入ったときはそう思うことがあります笑
でも、「『あなたの描く絵が』素敵だ」と言ってくれて、労働の対価や作品の価値としてお金を出していただけることも増えたことで、絵への自信を多少取り戻せたように思います。といっても、この自信は「やっぱ私の絵すごいじゃーん」っていう自信ではなく、これからも自分の描きたいと思う絵を描くための「自分はこの絵を描いてもいい」と思う自信といったところでしょうか。自信というよりアイデンティティ?
自分の描く絵はただの代用品のようなもので、頼まれたところで大したものでも何でもないんだよな、私が描く必要はないんだよな、そうだよなって思う出来事が過去にありましたが…依頼者様たちからいただいた誠意ある言葉には感謝しきれないです!
そんな感じで今回のご依頼は殊更色んなことを感じ、考える依頼だったので本当はもっと書きたいことがあるのですが、うまくまとまらないのと文才もないのでこの辺にしておこうと思います。
で、なんで商品タグが2枚あるかというと、またピックガードを描くことになったからです!
で、先日もう1枚のピックガードも完成した!ので!次回以降またピックガードについてあれこれ書きたいなと思っています。