年賀状ができるまで
まずデザインを考える
下描き1日目
下描き2日目
ペン入れ1日目
下描きだけだと煮詰まったときに楽しくないので、下描きもしつつペンを入れます
細かい修正をこのタイミングで始めます
ペン入れ2日目
今日入れたら失敗しそうに感じる箇所はなるべく避けます
ペン入れ3日目
宝船の帆のデザインを決めかねています
ペン入れ4日目
牛歩の如くなかなか進まないので少し焦ります
なかなか進まないときは大抵線を引くのに迷っているときです。失敗したくないので一度迷うととことん進みません
ペン入れ5日目
一気に描き上げました
丁寧に描こうとしても失敗するときは失敗します。いつもトライ&エラーの繰り返しです。それがアナログの良さであり面白さでもあると思うのですが、思い描いていたものとズレたり、失敗した!と感じるとやはり悔しいです
完成
これが
こうなります
今回の年賀状のデザインを考えるきっかけは、以前友人から「問題児」をテーマに何か描いてくれ、と言われていてじゃあ年賀状に使ってみようと思ったのがきっかけでした。
安直ですが、猿と聞いて真っ先に思いついたのが日光東照宮の三猿だったので
・猿は普段の絵柄が出しにくい
・三猿なら和風のデザインが必ず似合う
・普段の絵からは見受けられない(と言われがちな)、自分の好きなものや好きな画家、絵を描くルーツ等を盛り込んだ絵が描きたい
上記の点から今回のデザインを決めました。
細部は直前まで悩みましたが、大元は割とすんなり決まりました。
「問題児」をテーマにしつつ、郷土玩具、水木しげる、横山忠則、怪獣、浮世絵 の要素を絵に盛り込んでいます。
妖怪は、全部で5種+妖怪ではないけど鬼太郎にまつわるもの1種
です。良ければ是非探してみてください。1種の方は、似せられなかった私の描き方が悪いため難しいと思うのですが、ピンと来た方は...すごいです!!
あと船の模様などはもっと精巧に、日光東照宮の壁面のような木彫りのデザインにした方がとても格好いいと思ったのですが、そうすると完成がいつになるかわからなかったので妥協妥協で進めました...。
そんなこんなで結局あまり問題児っぽくないような気もしますが、ゴジラとか大きな問題児みたいなものだしまあいっか...
余談ですが、裏テーマは「新宝船」です。これはなんとなくです。
手抜きもしたし納得いかない点も沢山ありますが、結構気に入っているのでそこは良かったなあと思います。
浮世絵なんかもそうですが、和風の絵を描こうとすると正確さを非常に求められますね。自分の課題が沢山見えたので、のんびりゆっくり解消できるよう上達したいです。今年は和風の絵も少しずつ挑戦してみたいです。